データの「平均」を求めたいとき、Excelで大活躍するのが AVERAGE関数 です。簡単に使える基本関数ですが、いろいろな場面で役立ちます。この記事では、AVERAGE関数の使い方と活用例をわかりやすく紹介します。
AVERAGE関数とは?
AVERAGE関数は、指定したセル範囲や数値の平均を返します。
書式
=AVERAGE(数値1, [数値2], ...)
引数の意味
- 数値1, 数値2, …:平均を求めたいセルや数値を指定します。
基本的な使い方
以下のような成績表があるとします:

佐藤さんの3教科の平均点を求めるには、次のように入力します:
=AVERAGE(C3:E3)

この関数は、C3・D3・E3セルの値を合計して3(セルの数)で割り、平均点を返します。

よくある活用例
1. 生徒の平均点を出す
=AVERAGE(B2:D2)
2. 教科ごとの平均点を出す
=AVERAGE(B2:B6) '国語の平均点
3. 売上やアクセス数などの平均を出す
日別、週別、月別のデータの平均を出すことで、傾向を把握できます。
注意点
- 空白セルは自動で無視されます。
- 0は有効な数値としてカウントされます。
- 文字列やエラー値があると、結果に影響することがあります。
応用編:AVERAGEIFやAVERAGEIFS
特定の条件に合うデータだけの平均を求めたい場合は、
- AVERAGEIF関数(単一条件)
- AVERAGEIFS関数(複数条件)
を使うと便利です。
=AVERAGEIF(A2:A10, ">=70", B2:B10)
↑ これはA列が70以上の行の、B列の平均を出す例です。
まとめ
AVERAGE関数は、Excelでデータ分析をするうえで欠かせない基本関数のひとつです。シンプルながらも、応用範囲はとても広いので、まずは日常の集計に取り入れてみましょう!
次のステップ:AVERAGEIFやIFS関数で、条件付きの平均もマスターしよう!