特定の条件に合うデータだけの「平均」を求めたいときに便利なのが AVERAGEIF関数 です。
単なる平均(AVERAGE)ではなく、「○○の場合の平均点」など、条件を絞った集計に活用できます。
この記事では、AVERAGEIF関数の基本的な使い方から、よくある実務例、注意点までをわかりやすく紹介します。
AVERAGEIF関数とは?
AVERAGEIF関数は、指定した条件に一致するセルの平均を求める関数です。
書式
=AVERAGEIF(範囲, 条件, [平均範囲])
引数の意味
- 範囲:条件を調べる対象のセル範囲
- 条件:平均を計算したい条件(例:”>=60″、”東京”など)
- 平均範囲(省略可):平均を求めたいセル範囲(省略すると「範囲」と同じ)
基本的な使い方
例 1:60点以上の平均点を求める
=AVERAGEIF(B2:B10, ">=60")
→ B2:B10の中で60点以上の平均を返す
例 2:数学の成績が60点以上の英語の平均点
=AVERAGEIF(B2:B10, ">=60", C2:C10)
→ 数学が60点以上の人の英語(C列)の平均点を返す
例 3:「東京」の支店の売上平均を求める
=AVERAGEIF(A2:A10, "東京", B2:B10)
→ A列が「東京」の行だけのB列の平均を求める
よくある活用例
1. 合格者だけの平均点を求める
=AVERAGEIF(C2:C100, ">=60")
2. 特定部署の平均残業時間
=AVERAGEIF(A2:A50, "営業部", B2:B50)
3. 数量が0より多い商品の平均単価
=AVERAGEIF(C2:C100, ">0", D2:D100)
注意点
- 条件に一致するデータがないと
#DIV/0!
エラーになる - 平均範囲を省略すると、条件範囲が平均範囲として使われる
- 文字列の条件は
"東京"
のように “” で囲む必要あり
AVERAGEとの違い
関数 | 内容 |
---|---|
AVERAGE | 全体の平均を求める |
AVERAGEIF | 条件を満たすデータの平均 |
関連関数との比較
関数 | 内容 |
AVERAGEIF | 1条件で平均を出す |
AVERAGEIFS | 複数条件で平均を出す(上位版) |
SUMIF | 条件付きで合計を求める |
COUNTIF | 条件付きで個数を数える |
まとめ
AVERAGEIF関数は、「条件に合ったデータの平均だけを取りたい」場面で大活躍します。
集計や分析をより細かく行いたいときに非常に便利な関数です。AVERAGE関数との違いを理解して、実務の分析精度を一段アップさせましょう!