Excel関数入門:AVERAGEIFS関数の使い方

複数の条件を満たすデータの「平均」を求めたいときに便利なのが AVERAGEIFS関数 です。
AVERAGEIF関数の上位版として、2つ以上の条件を指定した集計に対応できます。

この記事では、AVERAGEIFS関数の基本的な使い方から、実務での活用例、注意点までをわかりやすく紹介します。


AVERAGEIFS関数とは?

AVERAGEIFS関数は、複数の条件に一致するデータの平均を求める関数です。

書式

=AVERAGEIFS(平均範囲, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2], ...)

引数の意味

  • 平均範囲:平均を求めたい数値の範囲
  • 条件範囲1, 条件1, …:判定に使うセル範囲と条件(複数指定可)

基本的な使い方

例:東京支店で売上100万円以上の平均利益

=AVERAGEIFS(D2:D100, A2:A100, "東京", B2:B100, ">=1000000")

→ A列が「東京」かつB列が100万円以上の行について、D列の平均を求める


よくある活用例

1. 科目ごとの成績で、60点以上かつ出席率80%以上の平均点

=AVERAGEIFS(C2:C100, B2:B100, ">=60", D2:D100, ">=0.8")

2. 特定部署かつ特定月の残業時間の平均

=AVERAGEIFS(E2:E200, A2:A200, "営業部", B2:B200, "2025/03")

※ 日付条件にはTEXT関数との組み合わせが有効です

3. 複数条件での在庫分析(カテゴリ×在庫数)

=AVERAGEIFS(F2:F100, B2:B100, "家電", C2:C100, ">0")

AVERAGEIFとの違い

関数条件数内容
AVERAGEIF1つ単一条件で平均を出す
AVERAGEIFS複数可複数の条件すべてを満たすデータの平均

注意点

  • 各「条件範囲」は平均範囲と同じサイズでなければならない
  • 条件は "=値"">=60" のように文字列で記述
  • 条件がひとつでも一致しないと対象外になる(AND条件)

関連関数との比較

関数内容
AVERAGE全体の平均を求める
AVERAGEIF単一条件で平均を求める
AVERAGEIFS複数条件で平均を求める
SUMIFS複数条件で合計を求める
COUNTIFS複数条件で件数を数える

まとめ

AVERAGEIFS関数は、複数条件に一致するデータの平均を柔軟に計算できる非常に便利な関数です。
条件付き分析やレポート作成、データフィルタリングに最適です。AVERAGEIF関数のステップアップとして、ぜひ覚えておきましょう!