Excel関数入門:CONCATENATE関数の使い方

Excelで「文字列をつなげたい」ときに使えるのが CONCATENATE関数 です。名前や住所の結合、メッセージの自動生成など、さまざまな場面で役立ちます。

※ Excel 2016以降では新しい TEXTJOIN関数CONCAT関数 の使用も推奨されていますが、CONCATENATEもまだ現役で使えます!


CONCATENATE関数とは?

CONCATENATE関数は、複数の文字列を1つにまとめて結合する関数です。

書式

=CONCATENATE(文字列1, 文字列2, ...)

引数の意味

  • 文字列1, 文字列2, …:結合したい文字やセルを指定します。

基本的な使い方

例 1:姓と名をつなげる

=CONCATENATE(B3, C3) → 山田太郎

例 2:スペースや記号を入れる

=CONCATENATE(A2, " ", B2) → 山田 太郎
=CONCATENATE("〒", C2) → 〒123-4567

よくある活用例

1. 氏名・住所の自動生成

=CONCATENATE(A2, "様宛", "(", B2, ")")

2. 商品名とコードを結合

=CONCATENATE(A2, "_", B2)

3. メール文の一部を自動生成

=CONCATENATE("お世話になっております。", A2, "様")

補足:&演算子を使う方法

CONCATENATE関数の代わりに & を使うとシンプルに書けることもあります。

=A2 & " " & B2 → 山田 太郎

注意点

  • 数値も文字列として扱われます。
  • 空白や記号を入れる場合は、” ” や “_” のように手動で追加する必要があります。
  • CONCATENATEは最大255項目、合計8,192文字まで対応。

CONCATENATEと他の関数との違い

関数特徴
CONCATENATE古くからある結合関数
CONCATCONCATENATEの後継。範囲も扱える
TEXTJOIN区切り文字ありで結合可能
&(アンパサンド)最も簡単で柔軟な方法

まとめ

CONCATENATE関数は、文字列を結合するための基本中の基本。住所作成・商品ラベル・テンプレート文作成など、さまざまなシーンで活躍します。より柔軟な結合が必要なときは、TEXTJOINや&演算子もぜひ活用してみてください!