Excel関数入門:COUNT関数の使い方

Excelでデータの「個数」を数えるときに便利なのが COUNT関数 です。この記事では、COUNT関数の基本的な使い方から、関連関数との違い、活用例までを分かりやすく解説します。


COUNT関数とは?

COUNT関数は、指定したセル範囲の中で「数値が入力されているセルの個数」をカウントします。

書式

=COUNT(値1, [値2], ...)

引数の意味

  • 値1, 値2, …:カウントしたいセルや値を指定します。

基本的な使い方

次のようなデータがあるとします:

この場合、

=COUNT(B2:B6)

の結果は 3 になります。

理由:数値(90, 85, 78)の3つだけがカウント対象。空白や文字列はカウントされない為。


よくある活用例

1. テストの点数が入力されている人数を数える

=COUNT(B2:B100)

→ 点数が入力されている生徒数を数えることができます。

2. 売上データの日数を数える

=COUNT(C2:C31)

→ 売上が記録されている日数を把握できます。


COUNT関数と似た関数の違い

関数説明
COUNT数値が入力されているセルの個数を数える
COUNTA空白以外のすべてのセルを数える(文字列も含む)
COUNTBLANK空白セルの数を数える
COUNTIF条件に合うセルだけを数える

応用:COUNTIFと組み合わせて

=COUNTIF(A2:A100, ">=70")

→ A2〜A100の中で「70以上」の数値がいくつあるかを数えます。


まとめ

COUNT関数は、「どれだけ数値データが入力されているか」を調べたいときに大変便利な関数です。データの入力状況をチェックしたり、条件付きで集計したりと、さまざまな場面で活用できます。空白・文字列・数値の違いに注意しながら、他のCOUNT系関数と使い分けるのがポイントです!