Excelで「入力されているセルの数」を数えたいときに便利なのが COUNTA関数 です。COUNT関数と似ていますが、扱えるデータの幅が広く、集計やデータチェックにとても役立ちます。
この記事では、COUNTA関数の基本的な使い方から活用例、注意点までわかりやすく解説します。
COUNTA関数とは?
COUNTA関数は、指定したセル範囲の中で「空白ではないセルの数」を数えます。
書式
=COUNTA(値1, [値2], ...)
引数の意味
- 値1, 値2, …:カウントしたいセルや値を指定します。
基本的な使い方
次のようなデータがあるとします:

この場合、
=COUNTA(B2:B6)

の結果は 4 になります。
数値でも文字列でも、空白でなければカウントされるためです。

よくある活用例
1. 入力済みのデータ件数を確認する
=COUNTA(B2:B100)
→ アンケートや名簿などで、入力されている件数をチェックできます。
2. コメントやメモ欄に何件書かれているか数える
=COUNTA(D2:D50)
→ テキストの有無にかかわらず、空白でなければカウントされます。
3. データが入力されている行数を数える
=COUNTA(A2:A100)
→ どこまでデータが入っているかを調べるのに便利です。
COUNT関数との違い
関数 | カウント対象 | 例に含まれる要素 |
COUNT | 数値のみ | 90, 85, 78 → 3個 |
COUNTA | 空白以外すべて | 90, 85, 数学, 78 → 4個 |
注意点
- 空白セルはカウントされません。
- 数式が入っていても結果が空白(””)の場合はカウントされない。
- エラー値(#DIV/0! など)もカウントされます。
まとめ
COUNTA関数は、「空白でないセル」をすべて数えてくれる便利な関数です。データの入力チェック、件数のカウント、表の構造確認などに役立ちます。COUNT関数との違いをしっかり理解して、用途に応じて使い分けていきましょう!入力ミスや空欄チェックにも使える、実用性の高い関数です!