Excel関数入門:LEN関数の使い方

文字列の「文字数(長さ)」を知りたいときに便利なのが LEN関数 です。入力チェックやデータの整形、文字数制限など、幅広い場面で活躍します。

この記事では、LEN関数の基本的な使い方から、よくある実務での活用例、注意点までをわかりやすく紹介します。


LEN関数とは?

LEN関数は、指定した文字列の文字数を返す関数です。

書式

=LEN(文字列)

引数の意味

  • 文字列:文字数を調べたいセルや文字列そのものを指定します。

基本的な使い方

例 1:文字列の長さを調べる

=LEN("Excel") → 5

例 2:セル内の文字数を取得

=LEN(A2)

→ A2セルの内容が「こんにちは」の場合、結果は 5


よくある活用例

1. 入力された文字数の確認(文字数制限チェック)

=LEN(B2) > 20

→ 20文字を超えていたらTRUE(長すぎる)

2. 氏名・コードなどの入力ミスの検出

=IF(LEN(A2)<>8, "桁数エラー", "OK")

→ 社員番号などが8桁かどうかをチェック

3. 空白や改行を含んだ文字列の文字数を数える

=LEN(C2)

→ 空白や記号、改行も「1文字」としてカウントされます


LEN関数と関連関数

関数内容
LEN文字列の長さを取得
LEFT左から指定文字数を取得
RIGHT右から指定文字数を取得
MID指定位置から指定文字数を取得
TRIM余分な空白を削除(LENと組み合わせて使うことあり)

注意点

  • 全角・半角問わず、1文字 = 1カウント(「A」も「漢」も1文字)
  • 数値も文字列として扱われる(例:LEN(1234) → 4)
  • セルに数式が入っていても、表示されている値の文字数を返す

まとめ

LEN関数は、文字数を把握するための非常にシンプルで実用的な関数です。
データの入力チェック、文字列の整形、条件判定など、さまざまな業務に役立ちます。LEFT・RIGHT・MID・TRIMと組み合わせることで、より柔軟な文字列処理が可能になります!