Excel関数入門:MEDIAN関数の使い方

平均値(AVERAGE)と並んで、データの中心値(中央値)を求めたいときに便利なのが MEDIAN関数 です。
極端な値(外れ値)に左右されないため、より“実態に近い”値を把握するのに役立ちます。

この記事では、MEDIAN関数の基本的な使い方から、平均との違い、実務での活用例までわかりやすく紹介します。


MEDIAN関数とは?

MEDIAN関数は、指定した数値の中央値(真ん中の値)を返す関数です。

  • データを小さい順に並べたとき、中央にある値を返します
  • データ数が偶数の場合は、中央2つの平均を返します

書式

=MEDIAN(数値1, [数値2], ...)

引数の意味

  • 数値やセル範囲を直接指定可能(例:A1:A10)

基本的な使い方

例 1:奇数個のデータ

=MEDIAN(10, 20, 30, 40, 50) → 30

→ 5つの中で3番目の「30」が中央値

例 2:偶数個のデータ

=MEDIAN(10, 20, 30, 40) → (20+30)/2 = 25

例 3:セル範囲で指定

=MEDIAN(A1:A5)

平均(AVERAGE)との違い

比較項目AVERAGE関数MEDIAN関数
求める値全体の平均真ん中の値
外れ値の影響大きく受けるほとんど受けない
向いている用途全体的な傾向を把握実態に近い中心を把握

よくある活用例

1. テストの成績分析(成績のばらつきがある場合)

=MEDIAN(B2:B31)

→ クラス全体の「真ん中の成績」がわかる

2. アンケートの傾向を把握

=MEDIAN(C2:C100)

→ 1〜5の評価スコアの中央値を確認

3. 極端な金額を含むデータの集計に

→ 年収、売上など、平均では偏るデータに有効


注意点

  • 数値以外のセル(文字列など)は無視される
  • 空白セルも無視される
  • AVERAGE関数と合わせて使うことで、より深い分析が可能

まとめ

MEDIAN関数は、データの「中心」を見つけるのにぴったりな関数です。外れ値の影響を受けにくいため、実態に近い代表値を知りたいときに便利です。AVERAGEとの違いを理解し、状況に応じて使い分けて分析力を高めましょう!