文字列の中から「任意の位置・文字数」で一部を抜き出したいときに便利なのが MID関数 です。LEFT関数・RIGHT関数と並んで、文字列処理の基本となる関数の一つです。
この記事では、MID関数の基本的な使い方から、実務でよくある活用例までをわかりやすく解説します。
MID関数とは?
MID関数は、指定した位置から、指定した文字数だけ 文字列を取り出す関数です。
書式
=MID(文字列, 開始位置, 文字数)
引数の意味
- 文字列:対象の文字列またはセル
- 開始位置:何文字目から取り出すか(1が先頭)
- 文字数:取り出したい文字数
基本的な使い方
例 1:セルの内容を部分的に抜き出す

セルB3に入力されている”東京都港区六本木”から港区を抜き出すには
=MID(B3, 4, 2)
→ B3の文字列の4文字目から2文字を取り出します。


よくある活用例
1. 郵便番号の下4桁を取り出す(例:123-4567)
=MID(A2, 5, 4) → 4567
2. 社員番号の部門コードを抽出(例:S01-1234 → 01)
=MID(A2, 2, 2)
3. 名前の「名」だけを取り出す(姓と名の間にスペースがある場合)

=MID(B3, FIND(" ", B3) + 1, LEN(B3))
→ 「姓 名」の形式から「名」だけを取り出します。


注意点
- 開始位置は1からカウントします(0からではありません)
- 範囲外の位置や長さを指定すると空白やエラーになることがあります
- 半角・全角にかかわらず1文字は「1カウント」扱い
MID関数と関連関数
関数 | 説明 |
---|---|
MID | 任意の位置から文字列を取り出す |
LEFT | 左端から指定した文字数を取り出す |
RIGHT | 右端から指定した文字数を取り出す |
FIND | 指定した文字の位置を取得(MIDと相性◎) |
LEN | 文字列の長さを取得 |
まとめ
MID関数は、「文字列の中の一部分を取り出したい」ときに非常に役立つ関数です。開始位置と文字数を指定することで、柔軟なデータ抽出が可能になります。LEFT・RIGHT・FIND・LENなどの関数と組み合わせて、より強力な文字列処理を実現しましょう!