数値を「常に切り捨てたい」ときに便利なのが ROUNDDOWN関数 です。
ROUND関数が四捨五入するのに対して、ROUNDDOWNは「常に下方向に丸める」ため、正確な金額処理や値の調整に役立ちます。
この記事では、ROUNDDOWN関数の基本的な使い方から、実務的な活用法までわかりやすく解説します。
ROUNDDOWN関数とは?
ROUNDDOWN関数は、指定した桁数で常に切り捨てて数値を丸める関数です。
書式
=ROUNDDOWN(数値, 桁数)
引数の意味
- 数値:丸めたい元の数値(セル参照も可)
- 桁数:切り捨てたい桁数(0以上は小数点以下、負数は整数部分)
基本的な使い方
例 1:小数第2位で切り捨て
=ROUNDDOWN(3.456, 2) → 3.45
例 2:整数に切り捨て
=ROUNDDOWN(8.9, 0) → 8
例 3:10の位で切り捨て
=ROUNDDOWN(1234.567, -1) → 1230
桁数の意味と指定方法
桁数 | 意味 | 例(数値: 123.456) | 結果 |
---|---|---|---|
2 | 小数第2位で切り捨て | =ROUNDDOWN(123.456, 2) | 123.45 |
0 | 小数なし(整数) | =ROUNDDOWN(123.456, 0) | 123 |
-1 | 10の位で切り捨て | =ROUNDDOWN(123.456, -1) | 120 |
実務での活用例
1. 金額を10円単位で処理したいとき
=ROUNDDOWN(A2, -1) → 10円未満を切り捨て
2. 成績を整数で表示(小数切り捨て)
=ROUNDDOWN(B2, 0)
3. 小数点以下の桁数を制限して計算
=ROUNDDOWN(C2*D2, 1)
ROUND・ROUNDUPとの違い
関数 | 動作 | 例:3.67, 桁数=1 | 結果 |
ROUND | 四捨五入 | =ROUND(3.67,1) | 3.7 |
ROUNDUP | 常に切り上げ | =ROUNDUP(3.67,1) | 3.7 |
ROUNDDOWN | 常に切り捨て | =ROUNDDOWN(3.67,1) | 3.6 |
注意点
- 切り捨て方向は「絶対値を小さくする方向」になります(負の数も同様)
- 表示形式ではなく、実際の値が変化します(再計算や合計にも影響)
- 桁数を負数にすることで、10の位・100の位での切り捨ても可能です
まとめ
ROUNDDOWN関数は、「常に切り捨てたい」シーンで重宝する関数です。金額処理やスコア整形など、正確な値の制御が求められる場面で非常に便利です。ROUND・ROUNDUPとあわせて覚えることで、数値の丸め処理を自在にコントロールできるようになります!