フィルターをかけたデータの合計や平均などを、正しく計算したいときに便利なのが SUBTOTAL関数 です。通常のSUM関数では無視されない非表示行も、SUBTOTALを使えば簡単に除外できます。
この記事では、SUBTOTAL関数の基本的な使い方、関数番号の種類、実務での活用例をわかりやすく解説します。
SUBTOTAL関数とは?
SUBTOTAL関数は、指定した集計方法(合計、平均、最大値など)で、表示されているデータだけを集計することができる関数です。
書式
=SUBTOTAL(集計方法の番号, 範囲)
引数の意味
- 集計方法の番号:どの集計を行うか(SUM、AVERAGEなど)を番号で指定
- 範囲:集計したいセル範囲
集計方法の番号一覧
番号 | 関数名 | 内容 |
---|---|---|
1 | AVERAGE | 平均 |
2 | COUNT | 数値の個数 |
3 | COUNTA | 非空白セルの個数 |
4 | MAX | 最大値 |
5 | MIN | 最小値 |
9 | SUM | 合計 |
※ 1〜11:フィルターで非表示になった行を除外
※ 101〜111:手動で非表示にされた行も除外(Excel 2003以降)
基本的な使い方
例:B列の合計を求める(非表示行を除外)
=SUBTOTAL(9, B2:B100)
→ 通常のSUM関数と違い、フィルターなどで非表示になった行の値は含まれません。
例:平均を求める
=SUBTOTAL(1, C2:C50)
→ C2:C50の平均(表示行のみ)を計算
実務での活用例
1. フィルター付きリストの合計
フィルターで「営業部」のみ表示 → 売上合計だけが反映される
=SUBTOTAL(9, D2:D100)
2. 表の下部に小計・平均・最大値を表示
=SUBTOTAL(4, E2:E50) ' 最大値
=SUBTOTAL(5, E2:E50) ' 最小値
3. ピボットテーブル不要な簡易集計表に
SUBTOTALを使えば、集計用の関数を一つでまとめて管理できます。
注意点
- 範囲には連続したセルを指定するのが基本
- フィルターでの集計には「1〜11」を使用(手動非表示も除外したい場合は「101〜111」)
- 入れ子にすることはできません(他のSUBTOTAL内で使うと正しく動作しない)
SUBTOTALとSUMの違い
関数 | 非表示行の扱い | フィルター対応 |
SUM | 非表示でも集計される | × |
SUBTOTAL | 表示行のみ集計される | ○ |
まとめ
SUBTOTAL関数は、「表示されているデータだけを正確に集計したい」場面で大活躍します。フィルター付きリストやレポート作成、ピボットの代替としても有効です。複数の集計方法を1つの関数で使える便利な関数。SUM関数よりも一歩上の使い方として覚えておきましょう!